NSKF組織

会長田中清元
副会長曽我部健臣
理事長兼首席師範       多聞蓮場
理事竹内敬一
理事佐久間勉
監事谷井功
 

NSKF設立趣意

 われわれ空手人は沖縄の先達が用いたと言われる挙骨をもってする独特の武術即ち沖縄拳法を「空手」と称し、これを修行するものである。
 明治40年頃に松涛館流空手の開祖富名腰義珍氏が苦辛してこの空手を学校の体操の正科となるよう努力され、沖縄県の旧制中学校(現高等学校)に正科として採用され、青少年の体育と士気の向上振作に貢献され、後日日本本土の大学等に講演・実演等並々ならぬ努力の結果、精神と効果を認められ、空手道が技術よりも心術に重さを置き体力を鍛え精神を練る教育の一環としての武術として認知されました。
 そのことに鑑み、現在に欠ける質実剛健の気象を養成し、尚武の精神の向上を願い心を養う松涛館流の源流を担い継承することを目標とする有志が相集い、日本松涛館空手道連盟を設立しました。
 ここに技術の中心となるべく等連盟の首席師範であるタモン・ペンバは10歳にして空手を習い、20歳にして社団法人日本空手協会(JKA)に入門。1986年外国人として2人目の研修生となり1989年研修生を卒業、外国人として初の指導員となりました。今や空手は世界にその地位を得るまでの普及発展を見たのですが、競技技術のみに走り、日本を含む世界の空手人が真の空手道の道を理解していないことに疑問を持ち、当人であれば今までの経験を生かし空手母国としての日本と世界各国との絆をもっとも深く理解しうる立場にあり、必ず富名腰義珍翁の精神を生かし、武士の魂が溢れるような伝統空手を目指し、技は精妙瞬速に、「人は鍛錬によりて仁となす」と道元禅師の言葉通り努力すれば必ず報われることを信じ、真の空手道の発展と世界恒久平和の礎となる事を誓い、ここに当連盟の趣意とします。

 

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